方言使用による医療現場での問題

方言は、日本国内で様々な地域で、それぞれの地域の特性や特徴を捉え、人々とともに発展してなじんできたものです。
そのため、方言は時に標準語よりも、話す人や聞く人にとってなじみ深く、かつ安らぎを与える言葉となります。

しかし、一方で方言は地域によってそれぞれ独自の発展をしていることも確かで、同じ地方出身者でなければ、時に意味が通じないということもあります。
そして、この理解できない方言があることにより、意思疎通がしづらくなり、大きな問題と発展することも多々あります。

特に大きな問題となっているのは、医療現場です。
医療現場では、患者さんの体の不調を正確に把握して、適した医療行為を提供しなければなりません。

しかし、患者さんは普段の方言に親しみを持ち、医療従事者はその土地出身者ではなく、方言を知らないという場合もあります。
そういった場合は、正確に症状を把握することができない状態になるのです。

実際に患者さんが「ボンノゴガラヘナガイデ」が伝えたところ、医師は「お盆の頃から、背中が痛い」と判断しました。
正しい意味は「頭の後ろ下方から背中にかけていたい」という意味で、意味をとらえ間違えるという事例が発生しています。

このような事例は、数多く報告されており、特に東日本大震災において多くの県外医療従事者が被災地へと医療を提供するために訪れたことによって、多く報告されるようになりました。
東日本大震災より、医療現場における方言により意思疎通の難しさが広く知られるようになったため、この問題を解決するためにさまざまな解決案が考えられています。
☆方言に関すること、さまざまな解決案などはこちら⇒【方言でほっこり